【東京・渋谷】設計事務所の選び方──パートナーと歩む建築プロジェクトの進め方
HOME
>
>
【東京・渋谷】設計事務所の選び方──パートナーと歩む建築プロジェクトの進め方

渋谷という都市で、建築をともに考える「設計パートナー」を探す。
東京・渋谷は、文化・商業・地形・光・人の流れが幾層にも重なり合う都市です。坂と谷が織り重なる独特の地形、街区ごとに異なる時間のリズム、昼と夜で大きく表情を変える環境など、同じ区内でも場所ごとにまったく異なる性格が現れます。
こうした都市の複雑さは、建築を考えるときに常に設計判断の前提となります。建築とは単に空間をつくる行為ではなく、「その場所にどのような時間と体験を重ねていくのか」を構想する仕事でもあるからです。新しい建物は、周囲に流れる時間や行為と関係を結び直す 「環境装置」 として都市に介入していきます。
だからこそ、設計事務所を選ぶという行為は、単なる依頼先探しではありません。建築に何を託したいのか、どのような未来像を描くのかを共有できる 「パートナー」 を探すプロセスでもあります。
この記事では、東京・渋谷で建築を検討されている方に向けて、
設計事務所へ依頼する前に整理しておきたい視点、設計パートナーの見極め方、そして建築プロジェクトの ステップと流れ を体系的にまとめています。渋谷という個性的な都市での建築を、確かな一歩から始めるための指針となれば幸いです。
渋谷の文脈を読み解き、場所に寄り添う建築を──PODA
都市を読み解く建築姿勢
渋谷には、狭小地・変形地・傾斜地など、一般的な条件だけでは読み切れない敷地が数多く存在します。PODAでは、建物の形を考える前に、まず都市そのものがもつ 時間・動線・視線・環境の力学 を丁寧に読み解くことから設計を始めます。
光の入り方、街路の奥行き、歩く速度、視線の抜け方、隣地との距離感──こうした一つひとつの要素は、完成後の空間体験に大きく影響します。恵比寿・代官山・神南・宇田川・千駄ヶ谷といったエリアごとに、求められる空間の性質が異なる点も、渋谷という都市の大きな特徴です。
PODAの思想
PODAが重視しているのは、都市の複雑性を単なる制約条件として処理するのではなく、建築に新たな意味をもたらす 触媒 として扱う姿勢です。渋谷における光と影の移ろい、時間帯ごとに変わる人の流れ、周辺建物との間に生まれる緊張と余白。そうした都市固有の現象を、空間構成・動線・断面操作として翻訳していきます。
建物を「モノ」として完結させるのではなく、環境や気配と応答し続ける 「時間の器」 として捉えること。それがPODAの設計の根幹にあります。依頼者の価値観と都市の文脈が交差する一点に建築の核が立ち上がる。その瞬間を丁寧にかたちにしていくことが、私たちの設計思想です。
依頼者の価値観を丁寧に読み取る姿勢
建築は、依頼者の価値観と都市の環境が交差する場所で成立します。PODAでは、初期段階のヒアリングに特に時間をかけ、言葉になりきらない感覚や背景までも含めて丁寧に共有していきます。
-
土地探し段階からの相談
-
資産性や将来運用を見据えた企画設計
-
環境負荷への配慮
-
施工者との早期連携
これらを通して、単なる「要望の実現」ではなく、治療(または行為)を支える空間としての建築を、依頼者とともに育てていく姿勢を大切にしています。
渋谷区での実例:Ebisu Ginza Cross(恵比寿)

渋谷区恵比寿で手がけた《Ebisu Ginza Cross》は、飲食店とクリニックが同居する複合建築です。都市の多用途性と時間帯ごとの人の流れを読み解きながら、どのように 建築の芯 をつくるかを実践したプロジェクトでもあります。
用途の重なり、光の入り方、街路との関係性。それらを断面構成や動線計画に反映させることで、都市と建築のあいだに無理のない関係性を築いています。渋谷という都市ならではの条件と向き合う際の一つの参考事例といえるでしょう。
東京・渋谷で設計事務所へ依頼するための初期ステップ|整理しておきたい視点
依頼前に「考えの輪郭」を整えておく意味
渋谷での建築は、法規・地形・周辺環境といった制約条件が多く、初期段階での整理が計画の質を大きく左右します。あらかじめ依頼者自身の考えを整理しておくことで、設計事務所との対話がより立体的になります。
-
建てる目的(事業・暮らし・投資)
-
予算感(建物・外構・設計料・諸経費)
-
好みの方向性(素材・光・動線・空間の質)
-
完成時期
建築の出発点を共有する「地図」として
これらの整理は、正解を出すための作業ではありません。設計者と同じ方向を向いて議論を始めるための地図の下書きです。建築は対話から立ち上がるため、この準備が後の設計自由度と精度を大きく支えます。
渋谷ならではの追加視点
-
周辺環境の変化スピード
-
起伏のある地形条件
-
観光・業務・住居などの複合用途
-
将来的な用途変更への柔軟性
東京・渋谷で設計パートナーを選ぶ視点|設計事務所の見極め方
実績の「量」ではなく「性質」を見る
-
住宅・店舗・オフィス・クリニック
-
木造・鉄骨造・RC造
-
狭小地・変形地・傾斜地
-
長期運用を前提とした建築
自身の計画と近い条件での実績があるかどうかは、重要な判断材料となります。

「対話の質」がパートナーシップを左右する
初回相談時の言葉の受け取り方や問い返し方には、その事務所の姿勢が如実に表れます。価値観の共有や思考のテンポが合うかどうかは、長期にわたる建築プロジェクトの満足度に直結します。
監理体制の確実さ
図面との整合確認、納まりや仕上げの品質管理、現場との協働体制など、完成度を左右するのは 現場での設計判断です。設計事務所がどこまで主体的に関わるかも重要な視点となります。
東京・渋谷で設計事務所と進める建築プロジェクトのステップと流れ
渋谷での建築は、敷地条件や法規、周辺環境の影響が大きいため、段階ごとに判断を重ねながら進行します。ここでは、1,000㎡程度までの規模を想定した一般的な流れと期間の目安をまとめます。
1|初期相談・基本計画(約1〜2ヶ月)
初回ヒアリング、敷地・法令調査を行い、ボリューム・平面・断面の初期提案を提示します。
この段階で、基本計画へ進むかどうかを判断します。
2|設計期間(約3〜6ヶ月)
意匠・構造・設備の三者体制で、基本設計から実施設計を一体で進行します。
ここで建築の精度と空間体験の質が決まります。
3|見積・VE(約1.5〜2ヶ月)
施工者から見積を取得し、金額と内容を精査。必要に応じVE(性能を保ったコスト調整) を行います。
4|確認申請・各種申請(約2ヶ月)
建築確認申請や省エネ関連の各種申請を行います。
5|工事・監理(約8〜12ヶ月)
設計時と同じ 三者体制で現場監理 を行い、図面との整合、重要な納まりや仕上げを確認します。
6|竣工・引き渡し・アフター
各種検査を経て引き渡しとなります。
引き渡し後も、設計事務所は 将来の改修や更新を支える技術的パートナー として関わります。
【Q&A】東京・渋谷で設計事務所を探す際のよくある質問
Q1:設計事務所へ相談する前に、どこまで決めておく必要がありますか?
A:用途・予算・時期の大枠が共有できていれば十分です。
細かな要望や空間イメージは、対話を通して設計者と一緒に整理していくことができます。
Q2:土地が決まっていなくても相談できますか?
A:渋谷エリアでは、敷地条件によって建築の成立性が大きく変わるため、土地探しの段階から相談することで、後戻りの少ない計画が立てやすくなります。
Q3:渋谷での設計は、他のエリアと何が違いますか?
A:高低差、用途混在、周辺建物との距離、将来の街の変化など、読み取るべき条件が多層的である点が特徴です。
そのため、単純なプラン制作ではなく、都市の時間や人の流れを踏まえた設計判断が求められます。
【東京・渋谷】設計事務所選びとオフィス空間づくりに役立つコラム
東京・渋谷で、場所の個性と向き合う設計パートナーを探すなら──PODA

田村 秀規 / HIDEKI TAMURA
| 代表 / 一級建築士
1990 法政大学工学部建築学科修了
B.E. in Architecture, Hosei University
1992 コロンビア大学大学院
建築・都市計画・歴史保存学部修士課程修了
Graduate School of Architecture,
Plannning and Preservation
Columbia University
1994 Reiser + Umemoto, RUR New York
94-98 Arakawa + Madeline Gins, New York
2003 PODA 開設
Established PODA
05-17 法政大学非常勤講師
Adjunct Lecturer, Hosei University
2002– 日本工学院専門学校 非常勤講師
Adjunct Lecturer, Nippon Engineering College
2011– 京都芸術大学 非常勤講師
Adjunct Lecturer, Kyoto University of the Arts
| OFFICE
PODA一級建築士事務所
東京都知事登録49321
開設: 2003年3月
PODA (Registered Office, Tokyo)
Established in March 2003
| ADDRESS
151-0051 東京都渋谷区
千駄ヶ谷1-2-1-403
1-2-1-403 Sendagaya
Shibuya-ku Tokyo 151-0051 Japan

