| 軽井沢カウンターポイント/クライアントの声
H様(会社経営者)
Publication / Shinkenchiku 住宅特集 2010.03
Casa BRUTUS 特別編集「21世紀日本の名作住宅vol.2」
日経アーキテクチュア『美しい屋根2009』
'Casa D' N.47 / Italy, ARCH 2009.09 / Taiwan,...
軽井沢の傾斜地に建つ別荘。丁寧な話し合いのプロセスがあったからこそ、何年経っても色褪せない家ができたのだと思います。
|外観からの想像を越えた家
長男の誕生を機に、自然豊かな環境で子育てをしたいと考え、東京からほど近い軽井沢に別荘(注文住宅)を建てるつもりで土地を購入しました。建築家紹介サイトの設計コンペを利用し、実に35社ほどの提案が集まりましたが、その中で私たちの心を完全に掴んだのがPODAの提案でした。 私たちの要望は「家自体は主張せず、外観からはその良さが一見してわからない家」という少し変わったものでした。田村さんの案は、周囲の山並みに同調するようなうねるコンクリート屋根を持ちながら、一歩中に入ると外観からは想像もつかないほど豊かでダイナミックな内部空間が広がる、完璧な回答でした。子どもたちに蔵書を手渡したいと思い作った壁2面で1000冊以上収納できる書棚となっている書斎は、今では大学生になった長男のお気に入りの勉強部屋となっています。
|国内外多数のメディアからの関心
特にこだわりたかったキッチンや暖炉、ワインセラーについては、納得がいくまで何度も打合せを重ね、細部のデザインを一つ一つ話し合いながら決めていきました。この丁寧なプロセスがあったからこそ、何年経っても色褪せない家ができたのだと思います。こだわりの家が完成して数年間は、テレビや雑誌など国内外の多くのメディアから取材依頼が殺到し、世間の関心の高さに驚かされたのも良い思い出です。世界的に見ても、うねったコンクリート屋根の家というのはかなり珍しかったのだと思います
|17年を経て大窓に取り付いた完璧なシェード
昨年、竣工から17年目を迎え、リビングの大窓からの日差し対策について相談しました。せっかくの景観を損ねたくないため、当初は自分で脱着できる簡易な日よけを考えていましたが、田村さんから固定式で美しく納める方法を提案されました。最終的に、サッシの水平部(無目)と同じ幅のアルミ製ボックスを特注し、そこにハニカムシェードを格納する形で改修を行いました。夏の日差しや冬の冷気が劇的に改善されただけでなく、シェードを仕舞えば以前と全く変わらない美しい景観が保たれています。17年が経っても変わらず、小さな部分的改修にここまで丁寧に向き合ってくれる姿勢に深く満足しています。
■予算や土地のこと、『こんな空間は可能?』といった素朴な疑問でも、まずはお気軽に『ご質問』ください。建築家が直接お答えいたします。

